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アルゼンチンデフォルト騒ぎに見るヘッジファンドの動き

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アルゼンチンのデフォルトがまたもや騒がれています。2001年にアルゼンチンは一度デフォルトしていますが、数年前から再びデフォルトする可能性があると噂がありました。
 
このデフォルト騒ぎですが一般的に考えると、国が他国から借りている資金を返済できないわけですから大変なことです。デフォルトするとIMFが乗り込んできて、国内の中枢を抑え債務整理、財閥解体などを行います。
 
傍から見れば国を立て直すIMFは素晴らしい機関のように思いますが、IMFもアメリカのハゲタカファンドの一部です。韓国がデフォルトしたときIMFが韓国に乗り込み、アメリカ資金を韓国に注入しました。
 
韓国はあらゆる機関や財閥をアメリカ資本下に置かれ、韓国起業が稼いだ利益は毎日アメリカに送られています。そして韓国国民の多くはアメリカ式の強烈な競争社会に置かれ、格差がどんどん広がるグローバル国家になっています。
 
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経済の浮き沈みは資本家によって作られている側面がある

 
アルゼンチンの国債がデフォルトすると言う裏側には、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という金融商品があります。例えば10万ドルの額面で発行された国債がデフォルトして紙くずになったとします。
 
10万ドルの国債を補てんする保険がCDSです。このCDSは国債がデフォルトし紙くず化する危険性が高まれば高まるほど、CDSの価値は上がっていきます。
 
国債の価値と反比例するのがCDSという金融商品です。アルゼンチンが平常運転をしているときに、ヘッジファンドはCDSを購入します。国が平常運転しているときは国債が高く、CDSは低いですから安く購入できます。
 
次にアルゼンチンにデフォルトを起こさせるような情報を流したりすれば、CSSの価値は上がります。アルゼンチンのCDSを持っているヘッジファンドの含み益は巨額に膨れ上がります。
 
巨額に膨れ上がったところで売却すれば言うまでも無しです。
 
アルゼンチンのデフォルト
 
要は金融の浮き沈みは人為的につくられている側面も大きいのです。日本で言えばオリンパスの事件が典型ではないでしょうか。オリンパスが利益の先延ばしをしていることが指摘されたとき、株価は急降下しました。
 
オリンパスの株価が急降下する前、ゴールドマンサックスはオリンパスは『買い』の株だと言っていました。しかしゴールドマンサックスはオリンパスの株が急落する前に、すでに空売りを仕掛けていてました。
 
株価が急落すればゴールドマンサックスには20億円と言う利益が転がり込みました。また、安倍政権になる前にゴールドマンサックスは、東京の不動産に対して1,000億円以上の投資を行いました。
 
そして安倍政権になり金融緩和が始まり、さらにオリンピックが決まりました。ゴールドマンサックスが仕込んだ1,000億円以上の不動産投資は、とてつもない含み益になっているのは言うまでもありません。
 
巨大な金融資本家たちや多国籍企業は、巨額の利益を稼ぐためにあらゆる工作活動をしています。彼らの動きを観察することでいろんなことが見えてくると思います。
 
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